クリエイティブな人はなぜリーダーになれないのか

タイトルが適切かどうか、少し悩むところではあるが、結構前に John Maeda のツイート 経由で知った A Bias against ‘Quirky’? Why Creative People Can Lose Out on Leadership Positions をやっと読んだ。長いし全文訳すのはきついので、自分がポイントだと思ったところだけざっとメモっておく(要約というよりは感想に近いかも)。

まず、この記事はコーネル大学の Jennifer Mueller と同僚の研究結果のレポート、Recognizing Creative Leadership: Can Creative Idea Expression Negatively Relate to Perceptions of Leadership Potential? (PDF) を基に書かれた、最初はクリエイティブだった会社がなぜ時間が経つにつれて創造性を失っていくのかについての考察。

クリエイティブな人はポジティブな面がある一方で、その創造性が周りの人にはおかしな人、順応性の無い人というネガティブな印象も与えている。この要素が一般的なリーダーのイメージにそぐわない。そのため、リーダーとしては評価されにくい。

また誰かが創造的なアイデアを人に話すと、それを受けた人がする − おもしろいね、で、それが? − みたいな反応が、クリエイティブになる事から(または創造的なアイデアを人に話す事から)遠ざける。

学生を対象にした研究では、リーダーとそれを評価するものに分けて、ある問題に対してリーダーが設定した解決策とゴールから、リーダーとしての評価をさせた場合、独創的なアイデアを出した人よりも、現実的で分かりやすいアイデアを出した人の方がリーダーとしての評価が高くなった。

一方、別のグループに、カリスマ性を持ったリーダーとして評価をさせると、創造的なアイデアを出した人の評価の方が高くなる。

ただし、単純にリーダーの持つ要素を上げさせると、カリスマ性というのは出てこない。通常リーダーシップとカリスマ性は同居するものとは考えられていないようだ。

クリエイティブな人がリーダーとしては評価されにくいので、企業から創造性が失われていく。リーダーの資質として必要なのは創造性だけではないが、創造性がリーダーとしての評価に対してマイナスにならないように考え方を変えていく必要がある。

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